合気道と建築

建築学会関東支部の名物企画。「建築のみかた」
今年は「合気道と建築」。ちなみに昨年は吉村君に頼んで「落語と建築」
なんじゃそりゃ?? と思いつつもやってみると意外な接点があっておもしろい。
内田樹先生と、自宅兼道場(凱風館)を設計した光嶋裕介君らの演武と凱風館の解説、トークセッション。
建築会館ホール初であろう、演武用の畳敷きを囲む200の座席もほぼ埋まりました。観客は9割が会員外。一般の方々に建築について少しでも知ってもらうという目的をまずは達成。
演武については正直なところあまり期待していなかったのですが、緊張感と迫力があり、内田先生の解説もあって合気道がすこしばかり分かった気になりました。というか弟子入りしたい気になりました。
テーマはまさに「身体性」と言うことで、人間が共同作業の為に発達させてきた共感能力。それは感情だけではなく肉体そのものも同期できるような何かを研ぎ澄ますことで、より自由に解放されるという技芸にそれついて。
人間同士、あるいは人間と自然物の間でもある種の共感は可能ということで、その点において人間と建築の共感が可能なのではないか。内田先生も光嶋君もそのことをアフォーダンスと表現するのだが、これは建築関係者に広く知られるノーマンのアフォーダンスではなく、提唱者であるギブソン本来の意味に近い。飲みながら議論していてようやくそのことに気がつきました。合気道によりアフォーダンスへの感性が強まり、仮にそれが建築に活かせるのなら、本来的な意味での知的生産性の高い空間が設計できるのではないか。などなど。
内田先生が光嶋君に仕事を頼んだのは、会った瞬間に「運が良さそうな男」と感じたからとのこと(初めて会った麻雀大会での負けっぷりが気に入られたとの説もあるらしい)。つまり光嶋君は、運がよさそうという事をアフォードしていたということなのだが、そうはなれなくてもそのことを見抜けるようにはなりたいものだ。

建築学会合気道1_R

建築学会合気道2_R

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