大江戸リサイクル事情

大江戸リサイクル事情(講談社・石川 英輔 )★★★★★

江戸時代は太陽エネルギーを最大限有効に活用する植物国家だった。これが石川氏の主張である。鎖国という特殊な事情のもと、植物によって蓄積された数年分のエネルギー、すなわち植物をいかに活用し生活をしていたか、具体的な事例を元に説明される。ともすれば遅れた暗黒の中世と思われがちがちな江戸時代には、いま我々が目指そうとしているリサイクル国家のモデルがあると。

近年、ドイツや北欧などの環境先進国を視察に行くことがはやっている。しかし、人口も地形もことなる欧米をまねることにどれほどの意味があるのか。我々が学ぶべきは、つい百年前、ものによっては50年ほど前まで実行されていた江戸の知恵を学ぶべきだと。それこそ日本人が作り上げた叡智であると。石川氏は訴える。耳が痛い。

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